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世界にはどんな砂糖がある? 日本と世界の砂糖事情を紹介

2026.10.28

健康・学び

日本のスーパーの砂糖売り場には、上白糖、グラニュ糖、三温糖、黒糖、氷砂糖など、さまざまな砂糖が並んでいます。普段何気なく使い分けていますが、世界ではどのような砂糖が使われているのでしょうか? 今回は、日本でおなじみの砂糖から世界で使われている砂糖まで、その種類や原料、食文化との関わりを見ていきます。

そもそも砂糖は何からできている?

世界の砂糖の主な原料はサトウキビとてん菜

世界で作られている砂糖の主な原料は、「サトウキビ」と「てん菜(ビート)」の2種類です。

サトウキビは、ブラジルやインド、タイなど、温暖な地域で広く栽培されています。一方、てん菜は冷涼な気候での栽培に適しており、フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国をはじめ、比較的涼しい地域で栽培されています。

サトウキビは茎を搾って糖分を含む汁を取り出し、てん菜は糖分を蓄えた根を細かく切り、温水で糖分を抽出します。その後、それぞれの糖液から不純物を取り除き、煮詰めて濃縮し、結晶化させることで砂糖を作ります。

見た目も育つ環境も異なる2つの植物ですが、どちらからも私たちが普段使っている砂糖の主成分「ショ糖」が取り出されます。

サトウキビ・てん菜の主な産地

日本でもサトウキビとてん菜から砂糖が作られている

日本でも、サトウキビとてん菜の両方から砂糖が作られています。サトウキビは、温暖な気候の沖縄県や鹿児島県の南西諸島を中心に栽培されており、黒糖や精製糖の原料となっています。一方、てん菜は北海道で栽培されます。また、日本で使われる砂糖の原料には、海外から輸入されるサトウキビ由来の原料糖も含まれています。このように、日本の砂糖は国内外のさまざまな産地の原料から作られています。

ほかにもある!植物から作られる砂糖

砂糖の原料となる植物は、サトウキビやてん菜だけではありません。カナダでは、サトウカエデなどの樹液から作られるメープルシュガーが知られています。また、東南アジアでは、ココヤシの花の蜜から作られるココナッツシュガーや、ヤシの仲間から作られるパームシュガーなども親しまれています。植物の種類によって、色や香り、風味にも違いがあります。
※ココナッツシュガーはパームシュガーの一種です。


世界ではどんな砂糖が使われている?

世界各地では、その土地の気候や食文化に合わせて、さまざまな砂糖が使われています。お菓子の食感や風味を調整するために使われる砂糖もあれば、料理の甘味やコク、味のバランスを整えるために使われる砂糖もあります。また、同じ氷砂糖でも、日本では果実酒作り、中国では煮込み料理など、地域によって使い方が異なるのも興味深いところです。

国・地域 代表的な砂糖 主な用途・特徴
北米 グラニュ糖、ブラウンシュガー、粉砂糖など グラニュ糖は飲み物やお菓子作りなどに幅広く使われる。
ブラウンシュガーはクッキーやケーキにコクやしっとりとした食感を与え、粉砂糖はアイシングやドーナツの仕上げなどに使われる。
欧州 グラニュ糖、キャスターシュガー、粉砂糖など イギリスなどでは、粒の細かいキャスターシュガーがスポンジケーキやメレンゲ作りに使われる。
粉砂糖はアイシングや焼き菓子の仕上げに使われ、粗い粒の砂糖はワッフルなどの食感のアクセントにもなる。
東南アジア 白砂糖、パームシュガーなど 白砂糖は飲み物や料理に幅広く使われる。
パームシュガーは、タイのパッタイやソムタム、カレーなどに甘味とコクを加え、魚醤や酸味、辛味とのバランスを整えるためにも使われる。
中南米 白砂糖、パネラ、ピロンシージョなど 白砂糖は飲み物やお菓子作りなどに使われる。
サトウキビの搾り汁を煮詰めて作るパネラやピロンシージョは、コロンビアの温かい飲み物「アグアデパネラ」や、メキシコのスパイス入りコーヒー、伝統的なお菓子などに使われる。
中国 白砂糖、綿白糖、氷砂糖など 白砂糖や綿白糖は、炒め物や甘酢料理、お菓子作りなどに使われる。
氷砂糖は豚肉の紅焼(ホンシャオ)などの煮込み料理に甘味や照りを加えるほか、果物のシロップ煮や伝統的な甘い飲み物にも使われる。

※各地域の代表例として整理したもので、使用頻度や市場シェアを示すものではありません。

 

(左)ピロンシージョ(Piloncillo)
メキシコで親しまれている砂糖です。
(右)パームシュガー
タイ料理などで使われるパームシュガーを円盤状に固めたもの。


日本ではどんな砂糖が使われている?

日本では、上白糖やグラニュ糖をはじめ、三温糖、中ザラ糖、氷砂糖、黒糖など、さまざまな種類の砂糖が身近に販売されています。それぞれ粒の大きさや色、風味などに特徴があり、普段の料理からお菓子作り、果実酒作りまで、用途に合わせて使い分けられています。

種類 どんな砂糖? 主な用途
上白糖 ・しっとりとして使いやすい
・普段の料理に幅広く使える
料理、お菓子、飲み物など
グラニュ糖 ・サラサラしてクセが少ない
・すっきりした甘さ
お菓子、コーヒー・紅茶など
三温糖 ・黄褐色で独特の風味がある
・コクのある風味を加える
煮物など
氷砂糖 ・大きな結晶
・ゆっくり溶けるため、果実酒や果実シロップ作りに適している
果実酒、シロップなど
黒糖 ・サトウキビ由来の風味が強い お菓子、料理など
中ザラ糖 ・黄褐色で粒が大きい
・カラメル由来のコクと風味がある
煮物、佃煮、めんつゆなど
白ザラ糖 ・無色透明で粒が大きい
・クセのないすっきりとした甘さ
果実酒、菓子作り、綿菓子など
粉砂糖 ・粒子が非常に細かい
・口どけがよい
お菓子のデコレーション、アイシング、クッキーなど

 

商品ページ ▶︎https://www.msdm-hd.com/jp/products/#anc-01


まとめ

世界には、その土地の風土や食文化に寄り添ったさまざまな砂糖があります。日本でも、上白糖やグラニュ糖、三温糖、黒糖など、特徴の異なる砂糖が身近に使われています。ぜひ、料理やお菓子に合わせて上手に使い分けてみてください。

 

*参考資料
製糖工業会

*監修:DM三井製糖株式会社


 

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