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砂糖と血糖値の関係とは? 糖の種類で変わる血糖値のしくみ

2026.05.22

健康・学び

砂糖の意外な役割を紹介するシリーズ【砂糖のホント06】。第6回のテーマは「血糖値」です。健康診断やコマーシャルなどでよく耳にする「血糖値」。文字だけを見ると、「血液中の糖の量のことかな?」と思う方も多いかもしれません。血糖値は、私たちの体のエネルギーと深く関わる大切な数値です。そして実は、「糖=すぐ血糖値が上がる」というイメージは、少し単純すぎるかもしれません。糖の種類や食品の形によって、体の中での消化・吸収のされ方は異なります。今回は、血糖値の基本と、砂糖・ブドウ糖・デンプンの違いについてわかりやすく解説します。

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のこと

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を表す数値で、日本では一般的に「mg/dL」という単位で表されます。
ブドウ糖は、血液の流れに乗って全身の細胞へ運ばれ、エネルギーとして利用されます。ブドウ糖は脳のエネルギー源としても広く知られていますが、それだけではありません。体を動かすこと、呼吸や消化など内臓を働かせること、体温を一定に保つことなど、私たちが生きていくためのさまざまな活動に関わっています。


空腹時でも血糖値がゼロにならない理由

食事をしていないときでも、血糖値がゼロになることはありません。それは、体が必要に応じて、肝臓に蓄えられているグリコーゲンを分解し、ブドウ糖として血液中に送り出しているためです。このように、私たちの体には血糖値を一定の範囲に保とうとする仕組みがあります。

食事なし(空腹時)
肝臓(グリコーゲン)
↓ 分解
ブドウ糖
血液へ
脳・筋肉へ

糖の種類によって、血糖値の上がり方は変わる


ブドウ糖を摂取すると、血糖値は比較的すみやかに上がります。一方で、私たちが普段食べている糖質にはさまざまな種類があります。たとえば、ごはんやパン、麺類などの主食に多く含まれるデンプンは、ブドウ糖がたくさんつながったものです。消化によってブドウ糖に分解されるため、血糖値に影響しやすい糖質です。一方、果物などに含まれる果糖や、乳製品に含まれるガラクトースなどは、ブドウ糖とは体内での利用のされ方が異なります。そのため、すべての糖質が同じように血糖値を上げるわけではありません。
このように、糖の種類によって血糖値の上がり方は変わります。これは「消化・吸収の速さ」や「体内での代謝の違い」によるものです。

(ちょっと深掘り)

GI値とは、食品を食べた後に血糖値がどのくらい上がるかを示す指標のひとつです。ブドウ糖を基準(GI値100)として、それぞれの食品がどの程度血糖値を上昇させるかを比較したものです。一般的に、消化・吸収が速い食品ほどGI値が高く、血糖値が急激に上がりやすいとされています。一方で、食物繊維を多く含む食品や、脂質・たんぱく質と一緒にとる場合は、血糖値の上昇がゆるやかになることもあります。ただしGI値はあくまで目安のひとつであり、食べる量や組み合わせ、個人差によって変わる点にも注意が必要です。


砂糖は、ブドウ糖と果糖が結びついたもの

砂糖の主成分であるショ糖は、ブドウ糖と果糖が1つずつ結びついたものです。体内で消化されると、ブドウ糖と果糖に分かれて吸収されます。血糖値に直接関わるのは、主にブドウ糖です。果糖は吸収後、主に肝臓で代謝されるため、同じ量を摂取した場合でも、ブドウ糖そのものやデンプンとは血糖値の上がり方に違いがあります。


大切なのは、糖を正しく知って上手に付き合うこと


糖質は、私たちの体にとって大切なエネルギー源です。ただし、どの糖質も同じように体に働くわけではありません。
砂糖、ブドウ糖、デンプン、果糖など、それぞれの特徴を知ることで、糖との付き合い方も少し変わってきます。大切なのは、「糖を避ける」ことではなく、糖の役割を知り、食生活全体の中で上手に取り入れること。また、食事全体のバランスや、食べるタイミングも血糖値に影響します。特定の食品だけで判断するのではなく、食事全体で考えることも重要です。
正しく理解して、毎日の食事を楽しみながら、自分に合った適糖生活を考えていきましょう。

*監修:DM三井製糖株式会社


 

 

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