石垣島製糖株式会社との
ラウンドテーブル

2025.10.09

地域社会

DM三井製糖株式会社サステナビリティ推進室では、DM三井グループのサステナビリティ活動の理解促進の為、各グループ会社とのラウンドテーブルを定期的に実施しています。

2025年10月上旬、今回は石垣島でサトウキビから砂糖の原料である原料糖を製造している石垣島製糖株式会社とのラウンドテーブルを開催しました。石垣島でのサトウキビ産業は基幹産業として位置付けられ、同社が地域のステークホルダーに与える影響は極めて高く、DM三井グループの中でもより地域社会と密接にかかわっている企業の一つです。

ラウンドテーブルではDM三井グループでの取組状況について情報共有しつつ、石垣島製糖での取組状況や今後のアクションプランなどについて議論しました。環境面においては、石垣島においても気温上昇や異常な集中豪雨などの気候変動が発生しており、サトウキビの生育にも影響が出ている事を確認しました。一方、製糖工場ではサトウキビの搾汁後に残るバガスと呼ばれる残渣をボイラー原料として使用するなど、日頃からCO2削減に取り組んでいますが、直近ではサトウキビ収穫で使用する大型の農業機械にGPSを取り付け、稼働システムを用いた作業効率改善にも取り組んでいます。今後は、同システムをサトウキビの運搬トラックにも導入し、さらなる燃料(CO2)削減に努めていきたいとの事でした。

また、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)についても意見交換を実施しました。石垣島製糖では季節工と呼ばれる期間限定で働く雇用形態を繁忙期のみ採用していますが、年々人員確保が課題となっており、近年では外国人労働者の採用を始めている事を確認しました。信仰されている宗教によっては、お祈りができるスペースを確保するなど、本人の意思を尊重しながら対応しているとの事で、まさにD&Iを率先して実施している事例を伺う事ができました。

今回、石垣島製糖とは初めてのラウンドテーブルとなりましたが、両社の取組状況を確認し合えた事で、改めてサステナビリティ活動の意識を高める事ができたと実感しています。今後も各グループ企業との定期的な情報交換の場を設け、DM三井グループ全体でサステナビリティ活動を推進していくよう努めて参ります。

※石垣島製糖株式会社のサステナビリティ活動は、こちらの記事でも紹介しています。
👉石垣島製糖株式会社が石垣市立名蔵小中学校と「災害時相互支援協定」を締結|サステナビリティへの取り組み|サステナビリティ|DM三井製糖株式会社
👉石垣島製糖株式会社の糖蜜を活用した島内循環型商品の開発|サステナビリティへの取り組み|サステナビリティ|DM三井製糖株式会社
👉石垣島製糖株式会社が児童生徒との合同防災訓練を実施|サステナビリティへの取り組み|サステナビリティ|DM三井製糖株式会社