関係会社とのコミュニケーション

2024.03.13

環境

サステナビリティ推進室 環境分科会では、環境に関する課題をグループ全体として解決してくための取り組みとして、関係会社とのコミュニケーションを行っています。同分科会員より、これまでの取り組みを紹介します。

2024/01/31 関門製糖株式会社サステナビリティPJチームとのディスカッション

 

当社のグループ会社であり、上白糖やグラニュ糖といった天然由来の砂糖を製造している、関門製糖株式会社のサステナビリティプロジェクトチームの皆さんとディスカッションを行いました。

関門製糖株式会社は、2021年にサステナビリティプロジェクトチームを発足し、「関門製糖は、100年先も子どもに誇れるお砂糖づくりを通じて、社会と地域に愛され続けます。」というミッションステートメントのもと、SDGsに関するさまざまな活動を行っている地域(北九州市門司区)に密着した歴史ある製糖会社です。

当ディスカッションでは、関門製糖株式会社が特に力を入れているCO2削減や水資源の有効活用といったテーマをはじめ、廃棄物削減やDX推進など、「環境」を中心としたさまざまなテーマで真剣に意見や情報を交わしました。

当社グループのDM三井製糖株式会社では、2024年度より生産拠点のひとつである神戸工場にて太陽光パネルによる発電を開始する予定となっています。その他、工場で電力会社などから購入している電力についても化石燃料由来のものから非化石燃料由来のものへの切り替えを開始しています。こうした当社のグループ会社の取り組みを参考にしつつ、製造プロセスの改善など、関門製糖株式会社が現在取り組んでいることや今後取り組もうとしている内容や課題について議論を交わしました。

また、CO2排出量の削減は当然のことながら、算定精度の向上についても、サプライチェーン全体でCO2排出量を把握した上でCO2排出量を削減していくことが肝心であるという共通認識の下、グループとして協力して取り組んでいくことを確認しました。

当社グループの主要事業である砂糖製造に関し、グループ内で取り組みの内容や課題を共有できることは、複数の砂糖製造工場を有する当社グループならではの強みです。今後もこの強みを生かしグループ一丸となり、「環境に寄りそう」「幸せのちから」になる企業を目指していきます。

 

 

2024/03/04-05 北海道糖業株式会社とのディスカッションと製糖所見学

 

関係会社とのコミュニケーションとして二日間にわたり、当社のグループ会社である北海道糖業株式会社の皆さんとディスカッション、伊達市にある道南製糖所への訪問を行いました。

北海道糖業株式会社はビート糖の製造や農耕器具・肥料の販売、バイオ分野の受託生産を行っており、北海道の方々と密接な繋がりを持った歴史ある企業です。北海道の気候にあったてん菜を原料とした砂糖製造で国内産糖の安定供給に貢献しています。

1日目は、北海道糖業株式会社のサステナビリティに関連する業務に携わる方々とサステナビリティ全般に関するディスカッションを行いました。北海道の気候・畑作の変化から人事制度やサステナビリティ推進の組織体制など様々な話題で意見や情報を交わすことができ、有意義な場となりました。

「環境」に関しては、以前訪問した関門製糖株式会社と同じく、サプライチェーン全体でCO2排出量を把握した上でCO2排出量を削減していくことが肝心であるという共通認識の下、 グループとして協力して取り組んでいくことを確認しました。

2日目は、伊達市に位置する道南製糖所の訪問を行いました。同製糖所では、道内6振興局(後志、檜山、渡島、胆振、石狩、日高)という広範囲から原料であるてん菜を集荷しています。てん菜が工場に搬入されてから、砂糖になるまでの一連の流れ(ビート糖製造工程)を確認しつつ、ボイラー、排水処理場、廃棄物置き場等、重要課題達成に向けて重要となる部分について、重点的に意見を交わしました。

道南製糖所の特色とそれに付随する課題について実際に見ることができ、当社グループが取り組んでいくべき内容が明確化した訪問となりました。今後も培ってきたノウハウを共有し、グループ一丸となって「環境に寄りそう」「幸せのちから」になる企業を目指していきます。