石垣島製糖株式会社が石垣市立名蔵小中学校と
「災害時相互支援協定」を締結

2024.09.11

地域社会

石垣島製糖株式会社では、近隣教育機関の行事に同社社長が来賓として出席するなど、過去から地域社会との繋がりを大切にしてきました。そんな中、2024年4月3日に台湾東部沖地震が発生し、石垣島内全域にも津波警報が発令されました。その際、地域とスムーズな連携の下に活動できる体制づくりが必要だと実感したことをきっかけに、近隣の幼稚園、小中学校との防災提携の実施を始めました。

同年5月には石垣市立名蔵小中学校、なぐら幼稚園に防災用品40セットを寄贈し、同年6月には寄贈した防災用品を活用した避難訓練が実施されました。避難訓練の合図とともに折り畳みヘルメットを着用し、教室から非常持出袋を持って正門前に集合。実際に避難することを想定しながら、生徒達は徒歩で高台まで移動しました。

さらに、6月には名蔵小中学校と災害時相互支援協定を締結しました。協定書には同校を一時避難所として同社社員が利用することや、同社社員が同校と連携し安全な避難者誘導に努めること、合同での防災訓練を2年ごとに実施するといった内容が明記されています。

また、同年7月には同社社員が名蔵小中学校の生徒や先生と給食を共にする、ふれあい給食を実施しました。はじめは双方少し緊張しながらの食事でしたが、質問や他愛もない会話をすることで、徐々に打ち解け、楽しい給食の時間になりました。災害発生時や地域行事に向けた事前交流を目的としていますが、準備から片付けまでを一緒に行うことで、相手を思いやる気持ちを養ってもらうなど、生徒達の豊かな心が育つよう貢献していきたいと考えています。

今後も定期的に名蔵小中学校との合同避難訓練の実施し、災害に対する備えを地域全体でより一層強化していきたいと考えています。工場見学の受け入れや地域行事の交流だけでなく、本活動を通して防災面でも近隣地域と連携を取ることで、これからも地域社会に寄り添う活動を推進していきます。