石垣島さとうきび刈り取り体験研修

2026.03.06

地域社会

DM三井製糖株式会社では、事業の源である甘味資源作物や地域農業の理解促進の為、2019年から石垣島にて「サトウキビ収穫体験研修」を実施しています。

2026年2月中旬、グループ会社である石垣島製糖株式会社の協力の下、石垣島製糖の保有する農場と工場を訪問しました。農場では、まずハーベスターと呼ばれる農機でさとうきびを収穫する様子を見学しました。今回使用されていたのは小型のハーベスターですが、3m近い高さまで成長したサトウキビをみるみる刈り取り、容易に搬出できるよう次々に短く切断してフレコンバッグに投入していく様子は迫力がありました。機械で刈り取る場合、雨が降ると地面がぬかるんでなかなか刈り取りが進まなくなる点や、晴れると南国のため暑さで熱中症の危険があり、天候に左右されるなどのご苦労を農家の方から直にお伺いすることが出来ました。


さとうきびの収穫は多くはハーベスターによりますが、捨ててしまう部分が多くなってしまうため、一部の農家では手刈りでの収穫も行っています。今回、私たちは石垣島製糖社員の指導を受け、手刈りでの収穫を体験しました。

サトウキビは最初に梢頭部と呼ばれる上部の葉っぱの部分を切り落とし、その後、地面ギリギリの部分で刈り取り、積み上げていきます。良く育ったサトウキビは茎も太く、「刈り取る」というより「切り倒す」という表現の方がしっくりきます。プロは一撃で切り倒していましたが、初心者は…コツをつかむまで、何度も何度も斧を振っており、手のひらにマメを作った参加者も。数本のサトウキビをまとめて山に積んでいく作業も重労働です。
生産現場のご苦労を、身をもって感じることができました。

刈り取ったサトウキビは工場に搬入されたのち葉を落とし、30センチ程度の長さに裁断されて抜き取り検査をします。ここで落とした葉がらは圧縮してブロック状にし、農家で家畜の敷き藁や畑の土留めに利用されます。検査の抜き取りを終えたサトウキビは搬送ラインに投入され、5連の圧搾機で余すところなく糖汁を絞られたのち、不純物の沈殿除去、濾過、濃縮、という工程を経て結晶化され砂糖の原料となる粗糖となります。サトウキビの搾りかすはバガスとよばれ、工場内でボイラーの燃料や不純物を取り除く際のフィルターの役目を果たします。サトウキビは粗糖を製造する段階で余すところなく利用され、まさにサステナブルな農作物であることを実感しました。

今回はDM三井製糖だけではなくグループ会社である関門製糖、北海道糖業からも参加者を募り、それぞれの専門分野を生かした非常に有意義な交流の機会ともなりました。
私たちはこれからも、このような交流を通して生産現場や地域社会への理解、そしてグループ内の相互理解を深め、より良い社会の形成のために尽力していきたいと考えております。

 

 

 

適糖生活