西村先生との座談会

2025.04.02

幸せ

サステナビリティ推進室 幸せの時に寄り添う分科会では、糖分過不足による弊害の解消を目的に、日々の生活に於いて適度な糖分を摂取する「適糖生活®」を推進すると同時にそのモデル構築に注力しています。

今回、活動の一環で糖尿病の栄養療法の第一人者である西村一弘先生(駒沢女子大学人間健康学部健康栄養学科教授・公益社団法人東京都栄養士会会長)をお招きし、座談会を開催しました。西村先生は昨年度も、DM三井グループ向けの講演会で「適糖生活®」の重要性についてお話しされ、「適糖生活®」推進における貴重なご意見をいただきました。

座談会は、今年度から始まった「適糖生活®」のブランド化と商品開発を担うプロジェクトメンバーと合同で行われました。ブランド化を通じて「適糖生活®」のさらなる普及を目指しています。

プロジェクトメンバーからは商品開発に関する具体的な質問が多く寄せられ、栄養素の種類や摂取量について活発な議論が行われました。また、西村先生からは高齢者の栄養摂取に加え、幅広い世代や属性の人々の栄養摂取についても貴重な知見をいただきました。特に、スポーツ栄養学の視点から、アスリートや体を動かすことの多い子供たちの健康課題や栄養摂取についても教えていただきました。教育現場での栄養指導の不足や、子供の基本的動作能力の低下、生活習慣病の若年化といった課題など、今後の取り組みのヒントを得ることができました。

特に印象的だったのは、全世代的に糖質オフの傾向が強まる一方で、食生活の変化や甘いドリンクの摂取により、適切に糖を摂取できていないという西村先生のご意見でした。健康に気を使っているつもりでも、環境によって知らず知らずのうちに不健康な体になっている可能性があることを知り、より一層「適糖生活®」の重要性を感じました。

幸せの時に寄り添う分科会として、まだまだ取り組むべき課題は多くありますが、「適糖生活®」を通じて、幅広い人々の健康と幸せに貢献できるよう、今後も取り組みを続けていきたいと考えています。