『適糖生活®』の概念構築に向けた座談会の実施
2024.01.29
幸せ
2024.01.29
幸せ
サステナビリティ推進室 幸せの時に寄り添う分科会では、「適糖生活®」の概念構築に向け、外部専門家との意見交換を目的にした座談会を行ってきました。同室員より、これまでの取り組み内容のご紹介です。
「砂糖」と「糖尿病」というと相性が悪いような気がしますが、当社は糖尿病患者の方々とも深い関わりがあります。また、糖尿病だからこそ糖の摂取を制限することで、糖分過不足になってしまうことも問題視していました。そのため、「適糖生活®」には糖尿病の方も対象から欠かすことはできません。そんな中、糖尿病専門医の先生とお話しする機会をいただきました。
「糖尿病」と聞くと、中高年に多い生活習慣病の一種を想像するかもしれませんが、糖尿病には2種類あります。幼少期から発症する可能性の高い「1型糖尿病」と、生活習慣の乱れで発症する「2型糖尿病」です。一般的な糖尿病のイメージは「2型糖尿病」の方ではないかと考えています。糖尿病のうち「2型糖尿病」の割合は約95%と非常に高いからです。
先生の患者さんの中には、もちろん「1型糖尿病」の方もいらっしゃり、薬や食事療法で治療を行います。一方で「2型糖尿病」の方は、初期段階であれば食事制限だけで改善できるそうです。食事制限の内容を伺いましたが、一般的な食事の量を摂れば問題ない、という回答で少し驚きました。「2型糖尿病」を発症する要因の一つは、極端に偏った食生活を続けすぎていることだと言います。例えば、日常的に炭酸飲料を飲んでいる患者さんに、やめるよう勧めたところみるみる体重が落ちていったそうです。気づかないうちに偏った食事になっていないか、ということを病気になってからだけでなく、健康な体のうちに見直すことが大切だと感じました。
先生自身、3食ささみ・ブロッコリー・おにぎりの生活に、ジムにも通っているそうで私にはそんなストイックな生活はできないと思いました。しかし、「栄養バランスは3日間で調整する」ともおっしゃっており、大好きなラーメンを1日に3回食べる日もあったそうです。やはり、食事はバランスも大事ですが、楽しくおいしく食べることで幸福感を味わうことも忘れたくはないですね。先生との座談会を通して、少し意識するだけで好きなものも食べつつ、健康的な体も維持することが可能なのだと思いました。「適糖生活®」もそのような形でありたいと思います。
「適糖生活®」はまだまだ走り出したばかりのため、右往左往していた私たちですが、一から栄養についての考え方や方向性についてアドバイスしていただいた先生には感謝しています。非常にありがたい機会をいただきました。
当社のグループ会社であり、栄養に特化した商品や流動食を販売している、ニュートリー株式会社との座談会を行いました。現代の健康トレンドについて、栄養の専門家から多くを学ぶことができました。
超高齢化社会の現代において、非常に重要なキーワードである、「フレイル」や「サルコペニア」などの単語と出会う機会となり、大きな学びを得ることができました。また、適切な糖質摂取の重要性を再確認する場にもなり、改めて「適糖生活®」の考えを社会に広めていきたいと思いました。
多くを得られた非常に有意義で楽しい座談会でした。今回学んだ知識や得られたアイデアを生かして、「適糖生活®」を形にしていきたいと思います。
当社研究所で勤務している社内管理栄養士との座談会を実施しました。「適糖生活®」に取り組む中で生じた疑問、改めて確認したい栄養学の知識など、多くを解消することができました。
また、長く研究に携わっていることもあり、社内商品に対する知識が深く、当社の商品や取り組みについて知らなかった情報も学ぶことができました。他部署とのつながりも多く、目からうろこの情報がたくさんありました。
当社の社員同士だからこそ、ざっくばらんに「適糖生活®」のアイデアをみんなで出し合うことができました。
それぞれ違った立場の方との座談会を実施する事で、糖質摂取と健康について多くの事を学ぶことができました。今後も幸せの時に寄り添う分科会では、様々な考え方の中から当社が考える「適糖生活®」の概念を構築し、より具体的なアクションに繋げていけるよう活動を続けていきます。
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