糖質はからだや脳に欠かせない、
優れたエネルギー源!
日本人の食事バランスを考えたとき、一番たくさん摂らなければならないのは糖質だということをご存知ですか? 糖質を含む炭水化物は、たんぱく質、脂質とともに、いのちを支える三大栄養素。なかでも炭水化物(糖質)が50~65%であることが理想的なエネルギーバランスです。
ごはんやパンを食べない「糖質抜きダイエット」が流行したことがありましたが、体力や筋力を維持する上では、エネルギーとなる糖質はからだにとって不可欠です。確かに、糖質はたんぱく質や脂質と比べて腸内への吸収が早いことから血糖値が急激に上がりやすく、健康に配慮して糖質を控えめにする方も。ですが、糖質は心臓をはじめとした臓器を動かし、筋肉の合成を促し、脳を活性化させ、集中力や思考力をサポートするエネルギーの源。糖質は、からだを動かすために無くてはならない着火剤なのです。
糖質が優れたエネルギー源であるのは、他の栄養素よりも優先的にエネルギーとして体内で利用される点にあります。最初に糖質、次に中性脂肪が燃やされ、それでも足りないときにたんぱく質が使われます。たんぱく質が使われる時点でエネルギー不足であり、その結果、乳酸がたまり疲労が残ったりするわけです。



